シーズン8使用構築

ミロゲンランド

前書き

どうもこんにちは、かたショです。S4の記事でふれた通りS5の時期から満足にポケモンに触れなかったのですが、今季中盤頃から時間ができたため久々にしっかり潜れました。普段ノルマとしている2100に到達できず構築としては失敗だったのですが、長らく構築記事を書いていなかったのでここらで一つ書いておこう(?)とふと思い執筆してしまいました。そのため反省点改善点の指摘多めな内容でお送りしますが、お読み頂けたら幸いです。

本構築の作成経緯としては、S4の構築で太い勝ち筋のひとつであった「ランドロスでステロを撒いてメガゲンガーで殴り、無理なところはミロカロスで受ける」をもっと洗練させようと考えたところがスタートラインでした。それに加え、S4の反省から受け回しに寄せ過ぎず自分側の展開要素・積み要素を入れてゲームメイクをしやすくしようと思い、タイプ受け兼壁要員としてクレッフィ、積みアタッカーとしてはゲンガーと最低限の補完があり壁下・S操作下で積みやすく強いテクスチャーZポリゴンZを採用。ついでにゲンガーとミロカロスにこご風を搭載しています。最後の1枠は長らく迷走しましたが最終日はポリZでは崩せない受け回しを同じような範囲で崩せるデンジュモクを使っていました。それが正解だったかどうかは…… もちろんレートが示す通りです。無念。

最高レート2051 / 最終レート2004(372位)

▲最高レート付近でのキャプ。PGLの記録タイミングの関係で1ズレてるけど誤差だよ誤差!

基本情報

持ち物 技1 技2 技3 技4
ゲンガー ゲンガナイト シャドーボール ヘドロばくだん こごえるかぜ サイコキネシス
ミロカロス かえんだま ねっとう こごえるかぜ くろいきり じこさいせい
ランドロス オボンのみ じしん がんせきふうじ とんぼがえり ステルスロック
クレッフィ ひかりのねんど ラスターカノン リフレクター ひかりのかべ でんじは
ポリゴンZ ノーマルZ 10まんボルト れいとうビーム じこさいせい テクスチャー
デンジュモク デンキZ 10まんボルト くさむすび めざめるパワー(氷) ほたるび

個別解説

ゲンガー

持ち物 特性 技1 技2 技3 技4
ゲンガナイト のろわれボディ→かげふみ シャドーボール ヘドロばくだん こごえるかぜ サイコキネシス
おくびょう H A B C D S
努力値 4 252 252
実数値 135 * 81→101 182→222 95→115 178→200

ステロ下でメガ枠だとリザ、マンダ、グロス、そして突っ張ってくるバシャ、一般枠だとゲッコウガやレボルト、ウルガモスなど様々な処理の難しいポケモンを上から縛れるCSフルアタゲンガー。サイキネはきあいだまと選択でしょうが、そちらはバンギ・ポリZなどに強く、一方サイキネはバシャやアーゴヨンに強いです。選出機会の多いミロカロスの前でアーゴヨンが積んでくるタイミングでゲンガーを投げるというドヤムーブをしたくてサイキネにしましたが、後述する通り受け回し対策のせいでかなり構築が歪んでしまっており、バンギ絡みをこの1枠で壊滅させられるのできあいだまの方が実は強かったのではないかと思っています。命中不安で試すことすら怖くてできませんでしたが……

コンセプトをなぞる動きをしている限り本当に強かったので、サイキネ・きあいだまの選択を差し置いても本構築の問題点はここにはないかと思います。選出率は高め。

ミロカロス

持ち物 特性 技1 技2 技3 技4
かえんだま ふしぎなうろこ ねっとう こごえるかぜ くろいきり じこさいせい
ずぶとい H A B C D S
努力値 244 252 12
実数値 201 * 144 122 145 101

S4から使っているゲンガーと極めて相性の良い物理受け。状態異常が入らず再生回復があり耐久指数がそれなり以上に高いという唯一無二の性能を持っており、ミロゲンランドで基本選出を成します。

調整は変わりませんが威力より起点回避性能やゲンガーのかげふみとの相性をとって冷凍ビームではなく凍える風、毒を抜いて黒い霧を搭載しています。毒がないと崩しにくくなるのはHDで電気技を持っているポリ2くらいであり、それよりバトン系統をなんとかしたり起点回避ができる方が(そこまでガチガチのサイクルではないため)重要で、黒い霧の採用は間違いではなかったかと思います。

マンダやミミッキュに役割集中されると(というかされなくても)普通に負けるのが不満です。ただこご風や黒い霧のおかげで倒されても裏のゲンガーでなんとかするようなルートをとれたので、やはりこの技構成には問題はないと思います。選出率はゲンガー・ランドと並び高め。

霊獣ランドロス

持ち物 特性 技1 技2 技3 技4
オボンのみ いかく じしん がんせきふうじ とんぼがえり ステルスロック
しんちょう H A B C D S
努力値 244 20 244
実数値 195 165 112 * 144 111

S4と調整・技構成全く同じ慎重ステロオボンランドロス。詳しくはそちらをご覧ください。ステロがうまく撒けた試合はそれなりに思い通りに行くことが多いのですが、相手側の驚異的なゲッコウガ先発率で選出時から択になっていることが多いです。さらにゲッコウガの型によって後投げできるポケモンが違う(身代わり激流カノンZならミロカロスに、それ以外ならクレッフィにしか引けない)のも問題で、この構築の大きすぎる急所と言えるのがここでしょう。詳しくは構築雑感にて後述。

クレッフィ

持ち物 特性 技1 技2 技3 技4
ひかりのねんど いたずらごころ ラスターカノン リフレクター ひかりのかべ でんじは
おだやか H A B C D S
努力値 252 36 220
実数値 164 * 111 105 148 95

テテフに対して鋼枠を後投げすると後手に回ることが多い(瞑想エスパーZやら役割破壊Zやらで散っていくポケモン多数)ので、本構築では、いたずらごころで上から壁を張って十分に耐え、ラスカノで返り討ちにでき、しかも落とされても壁が残り裏を展開していける穏やか壁クレッフィを採用してみました。

調整はラスカノでD4振りテテフ超高乱数2発のCを確保し、残りは全てHDに振っています。既存の壁クレッフィは図太いが多めのようですが、サイクルの中でテテフやゲッコウガに投げることを考えるとHDにならざるを得ないと思います。H振りだけでもミミッキュと戦えますし、壁込みなら他の物理に対しても行動回数はそれなりに確保できるのでこれで良かったと思います。

不満だったのがレボルトや特にデンジュモクにガン起点にされること。そもそもデンジュモクはとんでもなく重いですが、いずれにせよこれらに対してあまり出したくありません。つまり選出率は低めでした(従って構築全体でテテフ特にスカーフ持ちが重い)。そして何と言っても、S5前後での身代わり激流カノンZゲッコウガの登場によりゲッコウガへの後出しが極めて怪しくなったこと、これでしょう。完全に時代遅れでした。丁度その時期からちゃんとポケモンに触れなくなっていたとはいえ、知識としては知っていたしそもそも今シーズン何度もマッチングしているわけで、修正の機会はあったはずなのですが最後までクレッフィに拘ってしまったのはプレイヤーとしての弱さだと反省するところです。

ポリゴンZ

持ち物 特性 技1 技2 技3 技4
ノーマルZ てきおうりょく 10まんボルト れいとうビーム じこさいせい テクスチャー
おくびょう H A B C D S
努力値 52 36 196 4 220
実数値 167 * 95 180 96 151

ゲンガーで抜いていくのが難しい並びに刺していくための積みアタッカーですが、ポリZを止める気がなさそうな構築も散見され、遠慮なく出していっていた印象です。

ゲンガーの苦手なスカーフサザンを仕留めるためのCS(CはD4振りサザン超高乱数1発、Sは準速サザン抜き)を確保するのが絶対条件で、余った努力値はDL対策しつつ最もB方面が固くなるように振ることでミミッキュなどとの撃ち合いでの生存率を上げています(ミミッキュZ→かげうちを無傷ならいい乱数で耐えますが、そもそも無被弾で積めている状況が珍しいので気にしないが吉。どうせサザンを見ようとするとB方面は足りなくなります)。

技は再生と身代わりの選択ですが、身代わりなら毒を入れて後続の再生回復で処理という流れに強く、再生なら毒も鈍いもないナットレイでポリZを見に来ている相手を倒せたり相手の捨てに合わせて回復できたりトリルで切り返す相手に抵抗できたりと両者とも美点があり甲乙つけがたかったです。

今回は再生を選んでいたのでサンダー+ナットレイのような並びを崩しにくい(サンダーで毒を盛られナットレイで適当に粘られてしまう)のがやはりひとつ弱点でした。そういう構築には6枠目を投げたいところだったのですが、どれも上手くハマらなかったというのは既に述べた通り。そう考えると身代わりが正解だった気も…… 構築記事を書くことによって思考が整理されるというのは真実ですね。

ゲンガーが通せない、かつハピラキあたりがいないような構築に対して選出するため、選出率はミロゲンランド以外の3枠の中では最も高くなりました。

デンジュモク

持ち物 特性 技1 技2 技3 技4
デンキZ ビーストブースト 10まんボルト くさむすび めざめるパワー(氷) ほたるび
おくびょう H A B C D S
努力値 148 4 92 12 252
実数値 177 * 92 205 93 148

この6枠目にはゲンガーでもポリゴンZでも崩せない並びを崩すポケモンが要求され、色々試したもののどれもしっくりこないまま頻繁に入れ替えていましたが、最終日はデンジュモクで潜っていたため記事上の記載はデンジュモクといたします。

一応他に採用を考えたポケモンを紹介すると、ゲンガー・ミロカロスのこご風と相性がいいビビヨンは受けループのバンギラスの砂ダメが痛く没になり、やはり相性のいいオニゴーリは呪いミミッキュ・滅びゲンガーなどイヤなポケモンを呼んでしまい、特に受けループ崩しの安定性が高いとは思えなかったため没。次に試したのはこご風との相性はそれほどでもありませんが追い打ち枠+サイクルのような並びを丸ごとカモれそうな身代わり瞑想零度スイクンで、それなりに使用感は良かったもののタイプがミロカロスとダダ被りしている上に零度の信頼性が低く没、ということで最終的には超火力で強引な突破が可能なデンジュモクになりました。

調整はまずDL対策しつつA44振りグライオンの地震耐え(速いグライ対策)、かつ臆病テテフサイキネ超高乱数耐えというHBDを確保。マンムーやギャラの上を取っているのは最低限必要だと思いましたが、最速だと準速ミミッキュと同速勝負になるようなのでついでに最速で残りC振りという感じ。C少な目ですが火力は有り余っているので問題なし。

凄まじい崩し性能があるのは間違いないのですが、Sがイマイチであり低速に寄った受け回し以外に出せるビジョンがなかったため選出率は全く伸びませんでした。特に今季は受け回しらしい受け回しがかなり少なかったようなので、メタの方向性を間違っていた感があります。

パーティ雑感

ステロへの依存度が高いため、うまくランドロスを動かせないと一瞬でゲームが終わってしまいます。しかしリザとくにリザYを誤魔化せる枠がランドロス以外にないため、リザ入りにランドを初手で出さざるを得ず、ゲッコウガと鉢合わせて頭を抱えるという流れが定番化していました。まさか草結びや草Zを切るわけにもいかないのですがクレッフィをあまり選出していないため祈りながらミロカロスを投げ、草っぽかったらゲンガーに引いて……、と机上論レベルでダメそうな雰囲気が漂っています。ちなみにクレッフィを選出していてゲッコウガに投げた後相手の特性が変幻自在でなかった時は光の壁→ラスカノ×2→ランド引き→とんぼがえりでゲンガー展開という流れで行くほかありません。ウルガモスについても大体同じことが言えます。その他にもキツい並びは挙げたらキリがありません。

総括すると「普通によくいる並びに対する処理ルートがどれもこれも大アマだった」ということになります。自分は以前「初心者卒業のためのチェックリスト」という文章の中で、よくある並びに対して机上論レベルで勝利への道筋をしっかり立てられることは必須である旨を述べましたが、それができていないわけです。現環境にはあまりにも多様な構築がありメタ張りの適切な優先順位付けができていないことが原因だと思われます。強いメタの張り方を身に着けることが喫緊の課題であると認識した次第です。

後書き

最後までお読み頂きありがとうございました。来季はフルでしっかり潜れるはずなので雪辱を果たしたいところです。

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